ダウ続落?反落? ツッコミ満載!そんなに動いていないよ(笑!

小川 竜一
by 小川 竜一
Comments are off for this post.

米国・欧州株概況、例えばNASDAQでは「ナスダック連日最高値更新!」という報道があった一方、翌日は「5日ぶりに反落!」などなど、先週も各種ニュースでは面白いほどノイズが盛りだくさんでしたね。

米国・欧州株概況を担当する記者としては、記事を書くためのネタが豊富な一週間だったので「相場が上がった」「相場が下がった」の理由探し(理由付け)は楽だったかもしれません(笑。

でも相場は動くべくして動くもの。

これはいつものことですが、

記事で書かれている理由で「相場が上がった」「相場が下がった」となるわけではなく、あらかじめ〝動いて良い局面〟で〝動いて良い方向〟トリガーが発生した時に、〝動いて良い方向〟に動くだけなのです。

「相場が上がった」「相場が下がった」という情報源が権威ある新聞だったり、テレビのニュース番組だったりすると、それが理由だったんだ!なんて、すぐに信用してしまう人も多いのが残念ですね。

あなたは大丈夫ですか?

ニュースや新聞の情報はあくまで〝ノイズ〟に過ぎません。

そしてそれらノイズは

中長期で考える〝がんばらない投資〟には全く関係ないんだということを改めてお伝えしておきます。

ノイズに翻弄されず、国にも会社にも家族にも依存せず自由に生きる経済力を手にするために、テレビや新聞などでよく目にする株式ニュース情報をどんな角度でどんな感覚でどんな温度感で取り入れたら良いのか、私と一緒に楽しく学んでいきましょう。

今回のテーマは
「ダウ続落?反落?ツッコミ満載!そんなに動いていないよ(笑!」です。

小川のツッコミ付き日経記事

先週の日経新聞記事の一覧です。

2020年12月8日 6:25 (2020年12月8日 7:54更新)
米国株、ダウ反落し148ドル安 コロナ感染拡大を懸念 ナスダックは最高値

2020年12月9日 6:30
米国株、ダウ反発し104ドル高 コロナワクチンの普及期待で ナスダックは連日最高値

2020年12月10日 6:32 (2020年12月10日 6:33更新)
米国株、ダウ反落し105ドル安 経済対策の協議膠着を嫌気

2020年12月11日 6:28
米国株、ダウ続落し69ドル安 追加経済対策の難航を嫌気

2020年12月12日 6:27 (2020年12月12日 7:02更新)
米国株、ダウ反発し47ドル高 ディズニー急伸が支えも経済対策の難航で上値重く

これらのタイトルを見ると、大きな出来事、株式市場にダメージがあるような出来事が並んでいるような印象を受けるかもしれません。

各記事の内容を全部解説していくのは無理なので、記事の書き出し部分である「NYダウ情報」に絞ってみていこうと思います。

並べてみると以下の通りです。

2020年12月8日 6:25 (2020年12月8日 7:54更新)
【NQNニューヨーク=横内理恵】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前週末比148ドル47セント(0.5%)安の3万0069ドル79セントで終えた。米国での新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、経済活動が想定以上に制限されるとの見方が投資家心理を冷やした。(上記記事より抜粋)

2020年12月9日 6:30
【NQNニューヨーク=戸部実華】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比104ドル09セント(0.3%)高の3万0173ドル88セントで終えた。英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が8日に始まり、経済活動の正常化が進みやすくなるとの見方から買いが優勢となった。ただ、米国の追加経済対策を巡る協議で目立った進展がみられず、相場の上値は重かった。(上記記事より抜粋)

2020年12月10日 6:32 (2020年12月10日 6:33更新)
【NQNニューヨーク=張間正義】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比105ドル07セント(0.3%)安の3万0068ドル81セントで終えた。追加経済対策の与野党協議に進展がみられず、投資家心理の悪化につながった。高値警戒感からスマートフォンのアップルなどハイテク株が売られたのも相場の重荷だった。(上記記事より抜粋)

2020年12月11日 6:28
【NQNニューヨーク=岩本貴子】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比69ドル55セント(0.2%)安の2万9999ドル26セントで終えた。追加経済対策を巡る与野党協議が難航しており、景気敏感株を中心に売りが優勢だった。(上記記事より抜粋)

2020年12月12日 6:27 (2020年12月12日 7:02更新)
【NQNニューヨーク=戸部実華】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発した。前日比47ドル11セント(0.2%)高の3万0046ドル37セントで終えた。映画・娯楽のウォルト・ディズニーが急伸し、ダウ平均を押し上げた。米国で新型コロナウイルスのワクチンが近く承認されるとの見方も市場心理を支えた。ただ、米国の追加経済対策を巡る与野党協議が進展せず上値は重かった。(上記記事より抜粋)


ノイズが盛りだくさんであること、あなたは気がつきましたか?

「至って普通の記事に見えるのだけど。。。」
「ノイズ?どういうことなの?」
「上手に解説されていると思うのだけど。。。」

なんて思っていないですよね???

〝がんばらない投資〟をしているあなたは惑わされてはなりませんよ(笑。

各記事に〝軽いツッコミ〟を入れていくと
相場が上がった原因や下がった原因を、記者が頑張って捻り出したということが見えてきます(笑。つまり〝ノイズ〟が見えてきます。

先ほどの一覧を「小川のツッコミ付き」で見てみましょう(笑。

2020年12月8日 6:25 (2020年12月8日 7:54更新)【NQNニューヨーク=横内理恵】7日の米株式市場でダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反落し、前週末比148ドル47セント(0.5%)安の3万0069ドル79セントで終えた。米国での新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、経済活動が想定以上に制限されるとの見方が投資家心理を冷やした。(上記記事より抜粋)


「米国での新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかからず、経済活動が想定以上に制限されるとの見方が投資家心理を冷やした。」とあるけれど、

  • 「歯止めがかからない」のは以前からのことで、初めて起こった事象ではないでしょ?
  • 「制限されるとの見方」も以前から想定されていることでしょ?
  • 上の2つが理由なら「投資家心理」はもっと以前から冷えてるよ(笑
  • つまり今日反落して終わった具体的理由は結局何だったの?

2020年12月9日 6:30
【NQNニューヨーク=戸部実華】8日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発した。前日比104ドル09セント(0.3%)高の3万0173ドル88セントで終えた。英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が8日に始まり、経済活動の正常化が進みやすくなるとの見方から買いが優勢となった。ただ、米国の追加経済対策を巡る協議で目立った進展がみられず、相場の上値は重かった。(上記記事より抜粋)


「英国で新型コロナウイルスのワクチン接種が8日に始まり、経済活動の正常化が進みやすくなるとの見方から買いが優勢となった。ただ、米国の追加経済対策を巡る協議で目立った進展がみられず、相場の上値は重かった。」とあるけれど、

  • 「ワクチン接種が8日に始まり経済活動の正常化」、まず様子見するでしょ?
  • 「協議で目立った進展がみられず」ってしばらく進展するはずないでしょ?
  • 英国と米国で取り上げた内容、リンクしないでしょ?
  • 「相場の上値」が重いっていうけど、チャート見ればわかるでしょ?
  • 結局あまり動かなかった理由は何なの?

2020年12月10日 6:32 (2020年12月10日 6:33更新)
【NQNニューヨーク=張間正義】9日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反落し、前日比105ドル07セント(0.3%)安の3万0068ドル81セントで終えた。追加経済対策の与野党協議に進展がみられず、投資家心理の悪化につながった。高値警戒感からスマートフォンのアップルなどハイテク株が売られたのも相場の重荷だった。(上記記事より抜粋)


「追加経済対策の与野党協議に進展がみられず、投資家心理の悪化につながった。高値警戒感からスマートフォンのアップルなどハイテク株が売られたのも相場の重荷だった。」とあるけれど、

  • 「与野党協議が難航しており」って昨日も一昨日も、以前からそうでしょ?
  • だから「投資家心理の悪化」って別に今始まったことではないでしょ?
  • 「ハイテク株が売られたのも相場の重荷」は確かにそうかも(笑!
  • とは言っても上記理由が決定的な理由なの?

2020年12月11日 6:28
【NQNニューヨーク=岩本貴子】10日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続落し、前日比69ドル55セント(0.2%)安の2万9999ドル26セントで終えた。追加経済対策を巡る与野党協議が難航しており、景気敏感株を中心に売りが優勢だった。(上記記事より抜粋)


「追加経済対策を巡る与野党協議が難航しており、景気敏感株を中心に売りが優勢だった。」とあるけれど、

  • 「与野党協議が難航しており」って昨日も一昨日も、以前からそうでしょ?
  • 強いて言えば「景気敏感株を中心に売り」だよね?
  • つまり続落して終わった一番の理由は結局何だったの?

2020年12月12日 6:27 (2020年12月12日 7:02更新)
【NQNニューヨーク=戸部実華】11日の米株式市場でダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発した。前日比47ドル11セント(0.2%)高の3万0046ドル37セントで終えた。映画・娯楽のウォルト・ディズニーが急伸し、ダウ平均を押し上げた。米国で新型コロナウイルスのワクチンが近く承認されるとの見方も市場心理を支えた。ただ、米国の追加経済対策を巡る与野党協議が進展せず上値は重かった。(上記記事より抜粋)


「映画・娯楽のウォルト・ディズニーが急伸し、ダウ平均を押し上げた。米国で新型コロナウイルスのワクチンが近く承認されるとの見方も市場心理を支えた。ただ、米国の追加経済対策を巡る与野党協議が進展せず上値は重かった。」とあるけれど、

  • 「ディズニーが急伸」だけが押し上げた理由なの?
  • 「ワクチンが近く承認されるとの見方」も数日前から出てるよね?
  • 「野党協議が進展せず」って、いつまでこのネタで引っ張るの(笑?
  • 結局「3万0046ドル37セントで終了した」という事実だけで解説いらなくない?

以上、ここまでが小川のツッコミでした(笑。

どうでした???

小川のツッコミ付き日経記事をご覧になって、

あなたが持つ記事への印象も少し変わったのではないでしょうか?

ニュースや新聞の情報はあくまで〝ノイズ〟に過ぎません。

そしてそれらノイズは
中長期で考える〝がんばらない投資〟には全く関係ないんだということを改めてお伝えしておきます。

ノイズに翻弄されず、国にも会社にも家族にも依存せず自由に生きる経済力を手にするために、一歩一歩前進していきましょう!


▼▼▼ ここからは難易度が上がります(笑 ▼▼▼

でもまだ待ってくださいね。

実は、まだまだ大きな大きなツッコミ要素があるんです。

その一番のツッコミどころは、「上がった」「下がった」と記事にはありますが、実際はそんなに動いてないですよ!ということ(笑

チャートを見てもらえれば「本当だw!」となるはずです。

ここからは難易度が上がりますが、何度か読んでいけば慣れますので、興味がある方はお付き合いください。

恒例の〝がんばらないチャート分析〟をしてみます。

がんばらないチャート分析


使うチャートはこちらNYダウチャート。
全体像2019年の10月から日本時間12日朝方までのNYダウチャートです。

テクニカル指標の説明は省きますが
設定値は「日足、EMA50、EMA100、EMA200、ボリンジャーバンド±3σ」。

先週の説明をしたいので、上のチャートの「赤枠部分」を拡大してみます。

次のチャートがその拡大したNYダウチャート。
「緑枠で囲った部分」が先週のチャートになります。

先週のNYダウは「3月24日の最安値と9月25日の最安値を結んだサポートライン(ライン③)」に〝方向感が定まらないので方向を探るように〟徐々に近づくと同時に、最終的にはその「サポートライン(ライン③)」上で終了したというのが全体の流れでした。

指数平滑移動平均線は上昇トレンドをキープしていますが、ボリンジャーバンドの幅が縮小しているでも分かる様に、値動きが小さなもの。

その値動きがどれだけ小さいかは、先週より前の直近ローソク足「赤い点線の枠」で囲った部分と比較すればお分かりいただけるかと思います。

そうなんです。

まず方向性として「サポートライン(ライン③)」まで探る状態で、表立って(?)こっちだ!あっちだ!と動く理由がないところで、これまた特段大きなトリガー要素がないので値動きとしては、のんびりゆっくり動きが鈍かったのが先週のNYダウなんです。

つまりこの小さな値動きの中で、日経新聞はじめ多くのメディアは「上がった」「下がった」と報じているわけですね(笑。

なんか。。。滑稽じゃありませんか(笑???

このカラクリに気がつくと

「な~んだ!ほとんど動いてないじゃない(笑!」
「この記事オーバーじゃない???」
「記者って大変ご苦労なことやってるなあ~(笑!」

という様に、多くのメディアが報じる〝ノイズ〟をいなしながら重要なニュースだけをピックアップできる様になります。

メッセージ


いかがでしたでしょうか?

ここまで「ダウ続落?反落?ツッコミ満載!そんなに動いていないよ(笑!」というテーマで、「小川のツッコミ記事」と「がんばらない分析」で解説してきました。

〝記事へのツッコミ遊び〟は今日からでもすぐに試せますので、吉本の芸人さんばりにツッコミができるよう毎日練習してみてください(笑。

情報源が権威ある新聞だったり、テレビのニュース番組だったり、はたまた立派な経歴を持つ解説者のもっともらしい解説を聞いても〝笑顔〟で温かい目で見ることができるようになりますよ。

最終的にメディアに惑わされない力が養えますのでオススメです。

ノイズに翻弄されず、国にも会社にも家族にも依存せず自由に生きる経済力を手にするために、一歩一歩前進していきましょう!

以上、今回はここまで。

2020年の小川の更新は本記事で終了となります。

ノイズに惑わされないよう注意しながら、来年も〝がんばらない投資〟を楽しんでいきましょう!

それではまた次回。

良いお年をお迎えください!

(参考)VOO ~眺めてみよう~

↑2020年10月からのVOO(S&P500)チャート
日足、EMA50、EMA100、EMA200、ボリンジャーバンド±3σ

同じように眺めてみましょう。何か見えてきませんか???

(参考)QQQ ~眺めてみよう~

↑2020年10月からのVOO(S&P500)チャート
日足、EMA50、EMA100、EMA200、ボリンジャーバンド±3σ

同じように眺めてみましょう。何か見えてきませんか???

記事を書いた人

Comments are closed.