生命保険のよくある間違った認識

倉石 優子
by 倉石 優子
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◉このブログについて上記ラジオで解説しています◉

「社会人になったら保険に入って一人前」

結婚したから・・・
子供が生まれたから・・・

あなたは、このように営業マンに言われるがままに生命保険に入ってしまった経験はありませんか?

もしかしたら過剰な特約、思ってもみなかった保障の内容になっているかもしれません。

生命保険の目的は「加入すること」ではないですよね?

しかし、生命保険の検討を始めると営業マンからのお勧めや、よくわからない専門用語、似たような特約に頭を悩ませ、本来の目的(生命保険を使う事態になったとき困らない為)を忘れ

「加入すること」自体が目的になってしまうことがあります。

「あ~加入できてよかったね」

と安心する前に聞いてほしいことがあります。

生命保険も金融商品の一つですが、私が10年間生命保険会社で働いていながら感じていたのは、生命保険は『金融商品』として認識していない人が多いということです。

同じ『金融商品』である株や債券などは頑なに拒絶反応を示す方も、
生命保険は当たり前のように加入していることが多いのが実情です。

不思議ですよね。

でも生命保険が、日本人の文化の一部となっていて、横にならえで〝社会人になったら〟〝結婚したら〟疑うことなく加入するものになっているというのは、あなたも納得のいく事実でしょう。

ここで、あなたに質問です!

そんな日本人の文化の一部になっている生命保険ですが、肝心の生命保険の仕組みや細かい内容を理解して加入している人は実際どのくらいいると思いますか?

私の経験上、悲しいことにごく僅か、10~20%といった感覚でしかありません。

普段から生命保険に関わる人にとっては当たり前のようなことでも、それは残念ながら、お客様の当たり前ではなく、認識違いで生命保険に加入してしまったという方もたくさん見てきました。

そんな認識違いで生命保険に加入してしまった方の共通点、あなたはお分かりですか?

それは皆さん一様に〝保険のカタチ〟を知らなかった!

という点が共通点でした。

さてさて、あなたは自分の加入している保険のカタチを知っていますか?

しっかり説明できるでしょうか?

今回はそんな〝保険のカタチ〟を紐解いてみましょう。

保険のカタチ



生命保険にはカタチがあります。

カタチを理解していると、生命保険の仕組みが理解しやすく自分に合った生命保険が選びやすいというメリットがあるので是非覚えておきましょう。
〝生命保険営業マンが入ってほしい保険〟ではなく、〝あなたにとって必要な保険〟が選べるようになるのでお得です。

まずはこちら個人保険(法人対象ではない)の死亡保険でお話しします。

他にもあるのですが、現在販売されている死亡保険の主なものは以下の4つです。
(細かく知りたい方は生命保険協会のこちらのページをご覧ください)

1、終身保険

・一生涯保障が続く
・保険料はずっと変わらないが、払込期間が有期(○歳まで・○年間)の場合は定期保険と比べて保険料が高い
・貸付けが受けられたり解約すると解約返戻金がある

2、定期保険

・決められた一定期間だけの保障
・期間が終わると保障は切れる、更新すると保険料がぐっと上がる
・保険料が安い割に大きな保障が持てる
・解約返戻金はほぼない

3、定期付き終身保険

・終身保険と定期保険がくっついているもの

4、収入保障保険

・死亡保険金を万が一のことがあった月から契約期間満了まで分割で受け取る
・保険金の総受取額は契約期間の初期をトップとして期間満了に近づくにつれてどんどん減っていく

あなたは自分が加入している生命保険がどのカタチかわかりますか?

加入時にしっかり説明を受けていなければ、保険のカタチについて考えたこともないかもしれません。
そして、自分に合った保険のカタチになっておらず将来困ることになるかもしれません。
なぜなら生命保険はいつでも好きな時に加入できるものではなく、健康状態がある程度良好でないと見直しができない場合もあるからです。

「こんなはずじゃなかった!」
「思っていたのと違う!」
「そんな話聞いてなかった!」

などとなってから、慌てて生命保険を見直そうと思っても手遅れになる方もいらっしゃるので注意が必要ですね。

よくある間違った認識



最後に認識違いで困られたお客様事例をいくつかご紹介してみます。

私が実際に体験したお客様の失敗例を参考にして〝保険営業マンが入ってほしい保険〟ではなく、〝あなたにとって必要な保険〟が選べるようになってください。

・定期保険の契約期間が終わり、提示された更新後の保険料が高すぎて保障が必要な時期なのに保障額を下げないといけなくなった。(保障プランの設計ミス)

・定期保険の保険期間が終わったら保障がなくなり、解約金も出ないことを知らなかった。(保障商品の理解不足)

・終身保険は契約者貸付け制度でお金を引き出す(利息が付きます)ことができることを知らないで、貸付利息の高い消費者金融からお金を借りてしまった。(保障商品の理解不足)

・定期保険で解約返戻金がない(=契約者貸付は受けられない)のに貸付が受けられると思っていた。(保障プランの選択ミス)

・収入保障保険が死亡保障だとは知らなかった(働けなくなった時の就業不能保険と間違えていた)。(保障商品の理解不足)

・収入保障保険が逓減型(保障額がどんどん減っていく)ことを知らなかった。(保障商品の理解不足)

上記は死亡保険に限った事例ですが、他に多い事例はこちらです。

・医療保険の給付金が出ると思っていたのに出なかった。(保障商品の理解不足)


例えば、三代疾病保険(がん・急性心筋梗塞・脳卒中)の保険に加入しており、狭心症と診断されて保険が出ると思っていたら保障の対象外で出なかったなど。

あなたが当事者だったら困りませんか?(愚問ですよね・・・)

三大疾病や身体障害や介護などは、保険の名前は同じでも保険会社によって支払い基準が違うので特に注意が必要です。

また、月額の保険料が安いからといって無駄な特約をつけている場合(保険会社が支払う可能性が低い特約ほど保険料は安い)やあれもこれもつけていた方が安心ですよという言葉で過剰な保険をかけている方も多いです。

「じゃあ、生命保険は不要って言いたいの?」

という方もいらっしゃるかもしれませんが落ち着いてくださいね。

生命保険は多くの方にとって必要だと思います。

でも私が言いたいのは、

希望にあった最適な生命保険に加入すべき
過剰な生命保険に加入しない

ということ。

あなたも〝保険貧乏〟なんて聞いたことあるでしょう?

過剰な保障内容の生命保険に入っているばかりに、本来であれば将来のために貯められる資金がなくなってしまったら

あなたはどう思いますか?

そんな状況を希望されますか?

生命保険も『金融商品』です。

営業マン任せにせず、せめて契約する前に契約概要はしっかりと目を通して自分の必要な保障を自分で選ぶことが大切です。

〝生命保険営業マンが入ってほしい保険〟ではなく、〝あなたにとって必要な保険〟を選べるようになりましょう!

そのためにも是非、

あなたも「保険のカタチ」を覚えておいてください。



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