中長期投資はつまらない

小川 竜一
by 小川 竜一
Comments are off for this post.

年末年始、NYダウ、S&P500、NASDAQともに最高値を叩き出し、アメリカマーケットは大いに盛り上がりました。

中には年末年始の短期売買で
「ラッキー!上昇チャートにうまく乗れた!」
「お年玉ゲット!」
という人もたくさんいたのではないでしょうか(笑?

流行り病でニュースも暗いご時世、経済的に笑顔になっている人もいるんだろうな。。。なんて、あなたは羨ましく感じたりしましたか?

でも

「いやあ、チャート見ておけばよかったな!」
「少し大きく投資しておけばよかったな!」
など後悔することも羨ましく思うこともないんです。

理由は
短期投資と中長期投資のスタンスの違い。

〝がんばらない投資〟は中長期スタンスの投資手法ですので、一週間そこらの短期投資とはスタンスが違います。じっくり育てていきましょう。

今回はこの「投資スタンスの違い」に簡単に触れてみようと思います。

投資チャンス?

そもそも何故、投資で利益を上げることができるのか、あなたは答えられますか?

簡単ですよね(笑。

そうです!基本的には「投資商品を安い時に買って高い時に売る」からです。

ではあなたに質問。

投資商品を購入することなく、投資で利益を上げることは可能だと思いますか?

愚問ですよね(笑。そんなことは不可能です。

ではではもう一つ質問。

投資商品を購入しなければ利益を上げるチャンスはありません。仮に〝絶対に利益が上がる!〟というチャンスがあったとしたら、つまり絶好の購入チャンスがあったとしたら、あなたは購入チャンスが①1年間で1回存在するのと②毎日複数回チャンスがあるのとどちらが好きですか?(利幅については問いません)

いかがでしょうか?

おそらくあなたは②毎日複数回を選ぶのではないでしょうか。

誰もが利益を得るチャンスがたくさんある方がいいですよね。

なぜこんな質問をしたかと言うと

1、投資は投資商品を購入しないと利益をあげられない
2、投資チャンスは多い方がいい(と考える傾向がある)

ということを共有したかったからです。

特に上記の「2、投資チャンスは多い方がいい(と考える傾向がある)」と感じる人が、投資初心者になればなるほど多く見られます。

可能な限り短期間で、可能な限り大きな利益を手にしたいと思うのはわからないわけでもないですが、残念なことに多くの初心者さんは「相場のノイズ」に飲み込まれ相場から退場させられてしまいます。

「相場のノイズ」は大きな問題です。

短期売買はプロの世界

まず覚えておいた方がいいことですが、相場と言うものは平均回帰するというのが前提で移動平均線に戻ろうとする特徴を持っています。簡単に言うと、指定した一定期間の平均価格に戻ろうとするわけですね。

たゆまず与えられる大小様々なインパクトでずっと揺れ続ける振り子のようなもので、その振れ幅や振れるスピードは、その時の相場の地合いによって変わります。

その相場の地合いとは、例えば、共和党が敗れ民主党が大統領をとった!とか、コロナの承認薬が開発された!とか、そういうファンダメンタル要素が絡んできたりします。「相場の空気を肌で感じる」みたいな感じですかね。

この振れ幅、大小関わらず一つ一つで利益を上げようと考えたり、その利益を掴むチャンスも1日24時間の中で複数回持とうと考えると短期売買になります。

ですから細かいチャート分析やファンダメンタル分析などをして、自分で納得する投資機会を探していく作業が永遠と続きます。

「こんなニュースが出てきたから相場が下がるんじゃないか」
「この指標が発表されたから相場が上がるんじゃないか」
「誰かがこんなこと言ったから相場が下がるんじゃないか」
「コロナ関連企業の株価は上がるんじゃないか」

でも残念ながら、短期売買は超プロ級の人でないと太刀打ちできません。

何事もそうですが、短い時間で物事を評価すると、その評価にはノイズ(俗に言うダマシ)が生じます。短い時間を相手に勝負をしようとすればするほど、多くの〝ダマシ〟に苦しむことになるんです。

「あれ?発表された指標が悪かったのになぜ相場が上がるの?」
「あれ?あの評論家も上がるって言っていたのに何故下がるの?」
「あれ?このサポート線を超えたのになぜ上がらないの?」

熾烈なノイズ(ダマシ)の中での戦いが始まるわけです。

もう本当に今日生きるか死ぬかの世界。

素人には無理です(笑。

中長期投資はつまらない

でも中長期投資は、このノイズに悩まされることはありません。時間という最高の武器を持ち合わせているからです。(もちろん適切な運用プランを選ぶ必要はあります)

海の沖合に向かって小舟で出ていくことをイメージしてみてください。

浜辺から出たばかりの時(短期)は、波が荒くて大変でしょう。

でも沖合に出れば出るほど(中長期)、基本的に波は穏やかになっていきます。

これと同じで投資も中長期で運用するほど、ノイズが軽減される傾向があります。(もちろん適切な運用プランを選ぶ必要はありますよ× 2回目w)

「小川さん、投資ってつまらないですね」
「小川さん、何かやることはないですか?」

とお客様から言われるほどです。少し語弊はありますが(笑

中長期投資はとても地味で、とても退屈な投資手法。

基本的にやるのはこの3つだけ。

基本3原則
1、適切な投資プランを選択する。
2、適切な拠出方法で機械的に投資をする。
3、適切なタイミングでメンテナンスをする。

初めて〝がんばらない投資〟に触れるお客様には驚かれますが、〝がんばらない投資〟は中長期運用で考えるものなので、短期売買のような派手さもなければ、喜びや興奮といった感情を抱くこともありません。(面談事例集はこちら

全くもって〝無風状態〟なんですよ(笑

とても地味で、とても退屈な投資手法になりますが、時間という最高の武器を味方にしてギャンブル要素をなくし大きく資産を育てることが可能です。

他人の芝生現象

いずれ短期投資と中長期投資のメリットとデメリットも詳しく書いてみようと思いますが、ここまで簡単にそれぞれ触れてみました。

短期と中長期、あなたが何故それを選んだのか思い出すことはできましたか?

要は「他人の芝生現象」なんですよ。

自分が持っていないものを羨ましく感じてしまうだけ。

ポリシーを持って投資をすればいいだけです。

中長期投資をやっている人からすると
「短期で大きく稼げていいな」
「また利確でプラスになってるの?すごいじゃん!」
などと短期投資をしている人たちを羨ましいと感じるかもしれませんが

短期投資をやっている人からすると
「あいつら余裕の中で投資ができていていいな」
「コロナショック関係なさそうでいいな」
などと中長期投資をしている人たちを羨ましいと思っているかもしれません。

まあ、人間ってそんなものですよね(笑。

とにかく大切なのは、安心して大きく資産を育てていくためにも、じっくり自分のポリシーを持って投資を進めること。

「いやあ、チャート見ておけばよかったな!」
「少し大きく投資しておけばよかったな!」

など後悔することも羨ましく思うこともないんです。

短期投資と中長期投資のスタンスの違いがあるわけですから。

〝がんばらない投資〟は中長期スタンスの投資手法ですので、一週間そこらの短期投資とはスタンスが違います。

2021年も退屈ではありますが、時間を味方にしてノイズに翻弄されない中長期投資戦略を軸にしっかり運用を進めていきましょう!

以上、「中長期投資はつまらない」でした。

それではまた来週お会いしましょう!



記事を書いた人

Comments are closed.