だからカモられる!「ライフプランニングを信じている」

古田島 三和
by 古田島 三和
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楽しい投資ライフを手にするためのアドバイスとして毎日配信しているラジオ『がんばらない投資チャンネル』から、トピックを取り上げてこちらのブログで古田島が自分の見解をお話ししていきます。

今回は #31 だからカモられる!「ライフプランニングを信じている」についての解説。〝がんばらない投資〟でお金の不安を楽しく解消し〝充実した投資ライフ〟を実現するためにはどうしたらいいのか?カモられ度診断30の回答を一つずつ掘り下げていってみましょう!

#11「カモられ度診断」-30の質問- だから貴方はカモられる!
あなたが投資でカモられないための30の質問をしました。まだチェックしていないよ!という方は是非まず#11をお試しください。


結論はこうでしたね。

「ライフプランニングは占いと一緒。占いに将来を託したら破綻しかありません(笑)」とのことでした。

コンサルの時に

1年に1回ライフプラニングしてもらっているので大丈夫だと思います。

と言われたことがあります。

あなたもライフプランニングをしたことがありますか?

1年に1回とまではいかなくても、結婚した時、家を買った時、子どもが産まれた時など、状況が変わった時にライフプランニングの見直しをする方は多いと思います。

でもライフプランニングって必要ですか?

私もこの仕事をする前に、一度ライフプランニングをしたことがあります。
でも全然しっくりこなかったんですよね。

とはいえ世の中には

ライフプランニングをする!
毎年見直してその時その時に合わせてプランを立て直す!

ということが当然になっている人たちもいます。

今回のラジオではライフプランニングなんていらない!という不要論をお話ししていますが、なぜそう話すのか、ぜひラジオで確認してみてくださいね。

アドバイスについて


ラジオでは、ライフプランニングの問題点3つについて解説していましたね。

・問題点1:フィクションの世界
・問題点2:国に依存し、会社に依存し、家族に依存することを前提にしたプラン
・問題点3:特定商品でしかシミュレーションを行えないプログラム

ちなみに、これらライフプランニングの問題点については小川の著書「がんばらない投資法で コツコツお金を増やしたい 女性の必読書」にも記載されていますので、よろしければ読んでみてくださいね。

私たちはライフプランなんて不要!と言っています。
こんなことを言うと怒るFPもいますが、それと同じくらい同意するFPもいます。

金融業界の中で私たちがいた保険業界では、FPがライフプランニングを〝販売のためのツール〟として使うんですね。

どういうことかというと、国内の生命保険会社は42社ありますが(2020年末時点)、保障内容はどこの会社も五十歩百歩です。
特に死亡保障は「死亡時に保険金が出る」という条件は全く同じですよね。
そこで使われるのがライフプランニングという魔法の杖。

家庭状況や方向性をヒアリングして、生活費が何歳から足りなくなるとか、万が一の保障の過不足などを分析、その解決策を見つけ出していくんです。 
これをしっかりやることで、お客様の満足度が上がったり、お客様の信頼度が上がったりする、というのですからすごいですよね。

ちなみに私がライフプランニングをされた時は、満足度は特に上がらず、なんでこんな全部仮定でやらなくちゃいけないんだろうと疑問ばかりでしたが(笑)

そんなライフプランニングには問題点があります。
一つずつ見ていきましょう。

問題点1:フィクションの世界


実際にライフプランニングのシミュレーションが出せるサイトで見ていきましょう。

一般社団法人全国銀行協会「自分で描く未来予想図 ライフプラン・シミュレーション」を例にお話ししていきます。

※先にお断りしておきますが、こちらの法人様の運営を否定するのではなく、あくまでライフプランニングの問題提起をするものです。


このシミュレーションを行うにあたって、前提条件が記載されています。
たくさんの前提条件が記載されているので一部を取り上げてみると

収入に関して

すでに子供がいて、それぞれに収入がある場合⇒ その収入が59歳まで続くものとします

とあります。
これ収入が59歳まで続かない場合も考えられますよね?

すでに子供がいて、どちらかの収入がない場合
⇒ 末子が小学校入学時点で、収入がない側の人は年収 100 万円となり、59歳まで継続するものとします。 

収入がない側は年収100万円じゃないかもしれないし、59歳まで継続しないかもしれませんよね?

他にもたくさんツッコミどころはありますが、あくまで〝仮定〟でシミュレーションしているわけです。
シミュレーションだから仮定なのは仕方ないよねと思われるかもしれませんが、
つまりは「どうなるかわからないけどとりあえずあなたのこれからの人生をフィクションで立ててみましょう」というのがライフプランニングということです。
そして状況は変わるかもしれないから、毎年チェックしてライフプランを見直していきましょうねと。

これ意味あるのでしょうか?

昨今のコロナウイルスの影響で生活様式が大きく変わりました。
これまで当たり前だったことが当たり前でなくなりましたし、収入なども大幅に変わった人もいます。これまで立てていたライフプランが狂ったという人も多いのではないでしょうか。
そして今後どうなっていくか、正直わからないところはたくさんあります。

そんな日々変わる状況で、とりあえずのフィクションでライフプランニングをしていくことに私たちは意味がないと思っています。

問題点2:国に依存し、会社に依存し、家族に依存することを前提にしたプラン


先ほどのシミュレーションの前提条件を見ていきましょう。

こちらを見ていくと、

・退職金が支払われる
・税金・社会保険料は今のまま

などといった前提条件になっていますね。

えっ?何が問題なの?と思われるかもしれません。

例えば、以前は定年まで勤め上げれば会社から相応の退職金がもらえるというのが当たり前でした。
しかし今はどうでしょう。
確定給付年金から確定拠出年金へ移り変わっていっています。

日本経済新聞 年金加入「確定拠出」が「給付」を逆転 老後へ自ら運用

以前は会社が運用して決まった金額を支給してくれていましたが、今や自分で責任を持って運用していく時代になってきています。

つまりこの前提条件に当てはまらない人が多数いるということ。
それなのにこのシミュレーションをする意味はありますかね。

また、<税金・社会保障>も、現状の数字で計算されています。
〝現在の社会保障を維持するのにも消費税30%が必要〟と話す有識者もいるくらいです。

2025年には人口の三分の一が65歳以上になる日本。
現時点の税金・社会保険料がこのままいくわけではないということは、あなたもおわかりですよね。

それから、コンサルの時に「うちの会社は健康保険の保障が手厚いので」と言われたことがありますが、健康保険組合の財政が悪化しているというニュースは、以前より見かけることが多くなりました。

日本経済新聞 コロナで健保財政が悪化 解散危機の水準、1年早く

つまり何が言いたいかというと、
国に依存し、会社に依存し、家族に依存することを前提にしたプランニングでは意味がないということです。

問題点3:特定商品でしかシミュレーションを行えないプログラム


金融のプロが使うシミュレーションツールは皆共通なのでしょうか?
これは違いますよね。

なぜかというと、シミュレーションをすることによって、自分の持っている商品を販売することが最終目的だからです。

証券会社の人は、所属する証券会社で扱っている金融商品を軸にプログラムされたツールですし、保険会社の人であれば、所属の保険会社の商品を軸にプログラムされたツール。

つまり、「国内に存在する全ての商品を組み込んで、最適なファイナンシャル・プランニングをすることは不可能」ということです。
仕方ないですよね、彼らもボランティアではなくビジネスなのですから。

ちなみに国内でさえこんな状況ですから、海外の金融商品まで含めたプログラムなど存在するはずもないですよね。

以上のような問題点がライフプランニングにはあります。

今は自分で情報を収集できる時代です。
意味のないシミュレーションをしてもらう必要はありません。
なおかつ限られた商品の中からしか提案できない人にしてもらう必要などなおさらないということですね。

ライフプランニングをするのであれば、あくまで目安程度にしておくのがいいと私は思います。

メリットについて


小川がラジオで3つほどメリットを挙げていました。

その中で私も感じることができたメリットは、「FPにカモられなくなる」ことです。

先ほどもお伝えしましたが、FPがライフプランニングをする目的は、自分の持っている商品を販売すること。
ライフプランニングを信じていると、そういった商品を販売したいFPに誘導されてしまいます。

あくまでもライフプランニングというのはフィクションであって、信じ込むものではないという前提を持ちましょう!

そうすると

ライフプランニングはとても大事ですよ!
このシミュレーションから現時点で足りない保障はこれです!
だから保障をもっと多く持っておきましょう!

などなど言ってくるFPの言葉を鵜呑みにせず、自分で本当に必要なものを取捨選択できるようになるでしょう。

ちなみに私がはじめてライフプランニングをしてもらった時は、なんでこんな全部仮定でプランニングしなくちゃいけないんだろうと疑問を持ちつつも、FPの言葉を鵜呑みにして誘導されるまま保険に加入しました。
でも今では不要なものばかりだったなと思います(全部やめましたw)

結局、仮定で立てたプラン通りの人生を送っているわけではありません。
大切なのは、今後どうなるかわからない中でも自分の味方をしてくれるお金という応援団を早い段階から作っておくことだと思うんです。

お金が全てではないけれど、何かしたいと思った時、病気などで収入が減った時など、自分を助けてくれる強力な応援団を作ることができていれば、対応できることが増えるのではないかなと思っています。

このラジオをきっかけに、ライフプランニングなどといったツールを使って近寄ってくる営業マンの言葉を鵜呑みにしないようになってもらえたら、私は嬉しいです。

そしてあなたの大事なお金は、自分の応援団になるように、最大限生かしていってもらえたらと思っています。

結論より

結論
ライフプランニングは占いと一緒。占いに将来を託したら破綻しかありません(笑)

アールトラスト公式ラジオ「がんばらない投資チャンネル」、
だからカモられる!「ライフプランニングを信じている」を私、古田島が解説してきました。

結論は、
〝ライフプランニングは占いと一緒。占いに将来を託したら破綻しかありません(笑)〟でした。

国にも会社にも家族にも依存せず自立した経済力を手にするためにも、そして何よりも楽しい投資ライフを送るためにも、投資で成果を上げるための大切な考え方ですので是非とも参考にしてください。

私、古田島も応援しています!



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