12/3発売の第2弾、第2章をひと足先に
12月3日に、拙著の第2弾『今すぐ金貨を買いなさい!彼女たちがGOLDを選んだ理由』がいよいよ発売になります。今日はその中から「第2章:市場パニック ─ 株式市場に走る亀裂 / アヤカ編」をピックアップして抜粋解説しました。
株式市場の突然の急落──もしもあなたの大切な資産が一夜にして大きく目減りしたら、どんな気持ちになるでしょうか。証券会社に勤めるアヤカも、まさにそんな市場パニックに直面した一人です。普段は冷静沈着でマーケットを分析する彼女ですが、ある日訪れた株式市場の急変に心を揺さぶられます。その姿は、投資初心者から中級者の私たちにも「もしかしたら自分もアヤカになるかもしれない」という共感と不安を呼び起こします。女性投資家であるアヤカの体験を通じて、「資産防衛」のヒントと金貨がもたらす安心感について考えてみましょう。
・株式市場パニックに翻弄されるアヤカ ・暴落で露呈した「紙の資産」の脆さ ・ブリタニア金貨との再会が教えてくれたこと ・資産防衛の第一歩を踏み出す勇気 ・「本物」の資産で未来に備えよう ・書籍紹介動画 ・お知らせ
株式市場パニックに翻弄されるアヤカ
証券会社で働くアヤカは、顧客の資産管理を任されるプロフェッショナル。一日の始まりに経済ニュースをチェックするのが日課の彼女ですが、その日の朝、目に飛び込んできたのは世界的な株式市場急落のニュースでした。主要な株価指数(NYダウ、S&P500、ナスダック100)が信じられない角度で急降下しており、オフィスのモニターには真っ赤なチャートが映し出されています。特にハイテク株比率の高いナスダック100指数の下げは凄まじく、一日で5~6%も暴落する投資信託も続出しました。電話越しに聞こえる顧客の声は悲鳴にも似ています。「老後のためにNISAで積み立ててきた資金が、一晩でここまで崩れるなんて…どうすればいいの?」焦燥と不安、そして少しの怒りが混ざった声に、アヤカも胸が痛みます。
実際、現実の市場でも急落は突然に訪れます。今年(2025年)だけ見ても、たとえば11月5日には日経平均株価が一時2,400円超も急落し、終値でも前日比1,284円安という大幅下落を記録しました。株価指数が好調に上昇している最中でも、一度リスクオフの波が来ればあっという間に大幅安になる──そんな不安定さが株式市場には付きまといます。アヤカのように日頃からマーケットと向き合っている人でさえ、目の前で資産評価額がみるみる減っていく光景には動揺を隠せませんでした。「長期的に見ればまた回復するはずです。どうか落ち着いて計画を信じてください…」と彼女は必死に顧客に声をかけましたが、その言葉を自分自身で信じ切れないもどかしさも抱えていました。
暴落で露呈した「紙の資産」の脆さ
今回の株価急落で、アヤカはある事実を思い知ります。株式や投信、紙幣といったペーパー資産は、発行体への信用に支えられているに過ぎないということです。市場全体の信頼が崩れれば、株価も通貨価値も容赦なく下落します。実際2008年のリーマン・ショック時には、多くの金融商品が信用崩壊により価値を失いました。投資銀行で債券ディーラーを務めていたある市場関係者は「あのサブプライム危機で、ペーパー商品の脆さを痛感した」と述懐しています。「紙の契約」や「数字上の資産」は、ひとたび信用が揺らげばただの紙切れ同然になりかねない──アヤカの父も銀行員だったリーマン時にその恐ろしさを身をもって知り、娘に教訓として伝えていたのでした。
一方で、アヤカ自身もNISA口座でコツコツ積み立てていた米国株投信が今回の暴落で大きく値を下げ、自分の資産も他人事ではないと悟ります。近年、日本ではNISAを通じてS&P500やナスダック100といった米国株指数に積立投資するのが若い世代にブームでした。高成長を続けてきた米国株に集中して投資する戦略は昨年まで順調に資産を増やしましたが、だからといって未来永劫安泰とは限らないのです。現に2025年の米市場ではAI関連株の過熱感から調整が入り、ナスダック指数が年初来で20%以上下落する局面も報じられました。「株だけに頼るリスク」は、初心者・熟練者を問わず全ての投資家が直面しうる現実です。
では、こうした株価暴落のリスクにどう備えればよいのでしょうか。アヤカが見出したヒントは、資産の「分散」と「本物へのシフト」でした。具体的には、紙の資産だけに偏らないポートフォリオ構築です。値下がり局面で逆の動きをする傾向がある資産、たとえば「金(GOLD)」を組み入れることは有効な分散策の一つです。世界的な著名投資家ジム・ロジャーズ氏も「資産防衛に最も有効なのは金と銀の保有だ。悪い事態が起きれば価格が上昇し“保険”の役割を果たす」と語っています。株式や債券が企業・政府の信用リスクを負うのに対し、金は発行体の信用に依存しない純粋な実物資産です。だからこそ金融危機や戦争など不確実な局面でも、最後に残る「究極の保険」として価値を認められてきました。紙の資産の脆さを目の当たりにしたアヤカにとって、その教えは腹の底から実感できるものでした。
ブリタニア金貨との再会が教えてくれたこと
混乱の一日が終わりかけた夕方、アヤカはふとある大切なコインの存在を思い出します。デスクの引き出しにしまっていた「ブリタニア金貨」です。それは、新社会人になった自分に父親が持たせてくれた1オンス金貨でした。当時父は「お守りだよ」と微笑んで手渡してくれましたが、その真意が今になって腑に落ちます。電話越しに父は静かに語りました。「リーマンの時に思い知ったんだ。紙の資産なんてものは一度信用が崩れれば何の価値もなくなる。だから娘には本物の価値を持つものを手にしていてほしかった。今こそその金貨の出番かもしれないな」。アヤカは震える手でその金貨を握りしめながら「実は今日、取り出して眺めていたの。すごく心強かった…」と答えます。輝きを放つ金貨を見つめながら、彼女の心には不思議な落ち着きが広がっていきました。
改めて手に取ったブリタニア金貨は、ずっしりとした重量感と美しい輝きを放っています。イギリス王立造幣局(ロイヤルミント)が発行するこの世界的に有名な純金コインは、高い信頼性と優美なデザインで知られ、世界中の投資家やコレクターに選ばれてきました。片面には英国の象徴たる女神ブリタニアが三叉槍と盾を手に毅然と立ち、もう片面には国王チャールズ3世の肖像が刻まれています。その威厳ある姿はまさに“国家の守護神”の風格で、見る者に「女神に守られている」ような安心感すら与えてくれます。アヤカは胸の中に湧いた想いを噛みしめました。「これが本物の価値というものなんだ」と。市場の嵐の中でも、1オンスの金貨は何一つ変わらず存在感を放っています。数字上の評価額が上下しようと、コインそのものの純度と重量は不変です。世界のどこでも“価値そのもの”として通用する本物のお金──それが金貨の持つ強さなのだと彼女は実感しました。
資産防衛の第一歩を踏み出す勇気
金貨を見つめるうちに、アヤカの中で迷いが吹き飛びました。自分の資産配分を見直し、紙の資産だけに頼らない防衛策を講じようと決意したのです。彼女は社内システムで自分の証券口座にアクセスすると、乱高下しそうな株式や投資信託を一部売却してポジションを軽くしました。そしてすぐにインターネットで「金貨 購入 ブリタニア」を検索します。幸い、以前から取引のある貴金属専門商社のサイトに在庫があるのを確認できました。
1オンス金貨の価格は1枚およそ55万円前後(2025年当時)。決して安い買い物ではありませんが、アヤカに迷いはありません。今年に入ってから金相場が過去最高値圏で上昇を続けており、実際に10月には1オンス=4,381ドル(過去3年で+170%)という史上最高値を更新しました。直近では多少反落したものの依然高値水準で推移しており、安全資産に資金が集まっている状況です。
何よりも、手元に置いて心から安心できる資産は金貨以外にない──そう感じた彼女はオンライン購入フォームに必要事項を入力し、ブリタニア金貨を2枚注文しました(すでに手元に1枚あるので合計3枚、まさに“小さな財産”です)。注文確定ボタンを押した瞬間、アヤカの心には長らく味わったことのない充実感が広がりました。それは、不安定な世の中で自分と家族の未来を守るための第一歩を踏み出したという確かな手応えでした。
「本物」の資産で未来に備えよう
アヤカの物語は、株式など紙の資産一辺倒だった資産運用を見直し、金貨という実物資産をポートフォリオに加える選択へと踏み出すまでを描いたものでした。市場のパニックに遭遇した彼女の姿は、投資経験の浅い方だけでなく、私たち誰にとっても他人事ではありません。株価の乱高下やインフレ、通貨の下落など、未来の不確実性は常に存在します。だからこそ、「本物の価値」を持つ資産で自分の資産を守るという発想が大切なのだと、第2章「アヤカ編」は教えてくれます。金貨を手にした彼女の安堵の表情と決意は、そのまま私たち読者へのメッセージでもあります。投資において大事なのは知識や経験だけでなく、勇気を持って一歩踏み出すこと。そしてその一歩が、小さくとも確かな未来への備えとなるのです。
安全資産の代表格ともいわれる金(GOLD)は、古くから「有事の金」として世界中で頼られてきました。現代においても、地政学リスクや景気不安が高まる局面では個人から機関投資家、はては各国の中央銀行に至るまで金の保有を増やす動きが見られます。実際に中央銀行の金準備はここ数年増加傾向が続いており、金価格も国内外で史上最高値水準を更新中です。今、改めて資産防衛の軸として金貨に注目が集まっているのは決して偶然ではないでしょう。アヤカが感じたように、手のひらに乗る小さな金貨は不思議なほど大きな「安心」を私たちに与えてくれます。それは目に見える実物であること、何百年もの歴史を経てもなお価値がゼロになったことがないこと、そして世界共通の価値基準として認められていることによるものです。
市場の荒波に翻弄され、不安に駆られる経験は誰にでも起こりえます。しかしそのときに支えとなってくれる“本物”が手元にあれば、きっと心強いはずです。アヤカがブリタニア金貨との再会で得た安心感は、これからの資産運用を考える私たちに大切な示唆を与えてくれます。まずは小さな一歩でも構いません。あなたも本書を手に取って、金貨投資という資産防衛の第一歩を踏み出してみませんか?きっとアヤカの物語が、背中をそっと押してくれることでしょう。
