・金 × アニメのジュエリーが生む新需要 ~ ケイ・ウノの挑戦 ・金価格高騰の背景 – それでも売れるワケとは? ・ 「推し活 × 金投資」という夢のある新スタイル ・ フィギュア型GOLD商品の安全性 – 真贋証明と限定性で守る価値 ・インゴットや金貨と比べて…初心者になぜ「推し金」は向いている? ・デジタル資産からの脱却?実物GOLDがもたらす安心感 ・まとめ:推し活しながら資産を育ててみよう ・書籍紹介
金 × アニメのジュエリーが生む新需要 ~ ケイ・ウノの挑戦
「推し活」とは、自分の好きなキャラクターやアイドル(=推し)を応援する活動のこと。実はこの推し活が、伝統的な「金(GOLD)」ビジネスと出会って新たな市場を生み出しています。その先駆けがオーダーメイドジュエリー企業のケイ・ウノです。ケイ・ウノはアニメやゲームなどの知的財産(IP)とコラボした金製ジュエリーを積極展開しており、その売上が急成長しています。たとえば2024年9月期にはIPコラボ商品の売上高が約24億円に達し、同社全体売上の3割以上を占めましたが、2030年9月期までにこのIP関連売上を倍の50億円に伸ばす計画とのことです。まさに金価格の高騰をものともせず、“推し活需要”の取り込みで業績を伸ばしているのです。
ケイ・ウノが展開するIPコラボブランド「ユートレジャー」では、2024年10月~2025年3月の金製品売上高が前年同期比2.3倍に跳ね上がりました。人気アニメの純金フィギュアやキャラクターリングが次々とヒットしており、同じ作品の金商品を複数購入する熱心なファンや、合計購入額が100万円を超える猛者も現れているようです。実際、購入者は30代女性を中心に、婚約指輪代わりにキャラクタージュエリーを選ぶケースも多いとか。たとえば「ポケットモンスター」とコラボした婚約指輪は182万5千円という高価格ながら、推しを愛する気持ちで購入する人が後を絶ちません。またVTuberグループ「ホロライブ」とコラボした純金ミニフィギュア(38万5千円)や18金の指輪(22万円)も発売直後から好調な売れ行きを示しました。特撮ファン向けには全長1センチの18金製ゴジラ純金フィギュア(7万4,800円)を100体限定で販売したところ、わずか3日で完売するほどの人気ぶりでした。しかもゴジラの購入者層は40~50代が中心で、発売時期を夏のボーナスシーズンに合わせたことも奏功したようです。このように老若男女問わず「好きなキャラクターのためなら出費を惜しまない」という傾向が見られる、と同社社長の青木興一氏も語っています。まさにファン心理と金の融合が新たなマーケットを創出しているのです。
金価格高騰の背景 – それでも売れるワケとは?
ところで、なぜ今ゴールドが注目されているのでしょうか。その背景には近年の金価格の急騰があります。国内の金価格は2022年以降上昇が続き、2025年に入ってからも過去最高水準を更新中です。実際、2025年9月3日には1グラム当たり18,691円と史上最高値を記録しました。そして2024年夏から2025年夏までの1年間で金現物の国内価格は約1.4倍にも上昇しています。この急騰の要因としては、世界的なインフレ懸念や米中摩擦といった地政学リスクに加え、国内では円安の進行が挙げられます。事実、円建て金価格の高騰には為替要因が大きく、円の弱さが安全資産である金への熱狂を後押ししているとの分析もあります。
金価格が上がると普通は消費者の購買意欲が下がりそうなものですが、前述のケイ・ウノのケースでは逆でした。ポイントは「限定販売による希少性」と「推し活需要」です。限定コラボ商品の場合、価格設定が多少高くても「この機会を逃せない」「推しのためなら欲しい」という心理が働きます。その結果、企業側も高騰した地金相場を反映した価格転嫁がしやすく、収益を確保できるわけです。実際ケイ・ウノは、競争の激しい既製品アクセサリー分野では金価格高騰分を転嫁しづらいものの、IPコラボの限定金製品ならプレミア価格でもファンが納得して購入してくれるため、利益率を保てるといいます。金が高くても売れる裏には、こうしたファン心理と希少価値戦略があるのです。
「推し活 × 金投資」という夢のある新スタイル
推し活と投資、一見正反対のもののようですが、この二つを組み合わせることで生まれる新しい資産形成のスタイルに注目が集まっています。従来、ファンはグッズ購入やイベント参加など「推しへの愛」にお金を使い、そこにリターン(見返り)は求めませんでした。言わばコレクションは無償の愛であり、「売ることを前提にしたらもはやコレクションではない」という感覚の人も多いでしょう。しかし、金という資産的価値のある素材と推し活グッズが融合することで、「愛のある投資」とも言うべき新たな可能性が生まれています。
現に、推し活市場の規模は年々拡大しており、その経済圏は侮れません。ある調査では2025年時点で日本の推し活市場規模は約3.5兆円、推し活人口は1,384万人にも達するとされています。こうした巨大市場の消費マインドが「資産形成」に少しシフトするだけでも、大きなインパクトがあります。たとえば、「限定グッズは特別感があるから買う」といったファンの判断基準は、投資における「将来性のある資産に期待する」感覚と似ています。推し活では「レア度=限定品のプレミア感」として喜びを感じますが、これは裏を返せば「将来プレミア価値が付く可能性」も秘めているわけです。実際、完売した限定フィギュアが後にオークションで高値になるケースや、レトロなキャラグッズがプレミア化している例もありますよね。推し活しながら資産価値も手に入れるなんて、一石二鳥で夢のある話だと思いませんか?
また最近では、推し活費用を捻出するために投資や副業に取り組む若者も増えているという調査結果があります。松井証券の調べによると、毎月3万円以上推し活に使う人の約3人に1人が何らかの投資を行っており、中でも「推しに関連する企業の株を買う」といった“推し活投資”の動きも見られるそうです。このように、好きなものを応援する気持ちと資産形成の考え方は意外な形で結びつき始めています。金のフィギュアやジュエリーはその極めつけで、推しへの愛情がそのまま「形ある資産」となり、将来に渡って手元に残る点が新しいのです。単なる消費で終わらず「手元に資産(GOLD)が残る推し活」は、Z世代・ミレニアル世代にとっても魅力的なコンセプトではないでしょうか。
フィギュア型GOLD商品の安全性 – 真贋証明と限定性で守る価値
とはいえ、「金のフィギュアなんて本当に資産になるの?」「偽物とすり替わったりしない?」と不安に思う方もいるかもしれません。ご安心ください。こうしたフィギュア型のGOLD商品は安全性もしっかり確保されています。まず品質面では、信頼できるメーカー(たとえばケイ・ウノ)が純度99.99%の純金(K24)や高品質の18Kで製造しており、素材の保証があります。さらに多くの商品にはシリアルナンバー付きの証明書や刻印が付属します。
たとえばユートレジャーが販売した「インターネット・カネゴン」の純金フィギュア(約1cm)は世界500体限定・シリアルナンバー入りで、専用の木製コレクションケースに収められて届けられました。限定数や番号が明示されることで、偽物が出回りにくく資産価値が保護される仕組みになっています。

また、造形面でも熟練のクラフトマンが細部までこだわって制作しており、「思っていたよりチープだった…」といった心配も無用です。たとえ1センチ大でもキャラクターの魅力を緻密に表現しているとのこと。ユーザーは手に取った瞬間、「ずっしり重たい!本物の金だ!」という満足感を得られるはずです。その重みと輝きは紛れもなく本物の資産であり、大切に保管すれば長期にわたりその価値を維持します。
万一手放す場合でも、証明書付きの正規品であれば中古市場や貴金属店で適正に評価されるでしょう。むしろ人気キャラの限定品ならコレクター垂涎となり、金相場以上の価格で取引される可能性だってあります。真贋鑑定が容易で、希少性も証明された金の推しグッズは、初心者にも安心できる実物資産と言えそうです。
インゴットや金貨と比べて…初心者になぜ「推し金」は向いている?
資産用の金と言えば、従来は地金インゴットや金貨を思い浮かべる方も多いでしょう。では、そうした従来型の金投資とキャラクター金製品を比べた場合、どんな違いがあるのでしょうか?そして推し活世代のゴールド投資初心者にはなぜフィギュアやジュエリー型の金が向いていると言えるのでしょうか。
まず、純金インゴットや有名金貨(たとえばイギリスのブリタニア金貨など)は、いずれも純度99.99%の高品位な投資用金製品として世界中の投資家やコレクターに人気があります。ブリタニア金貨は英国王立造幣局が発行し法定通貨でもあるため信頼性が高く、偽造防止のための視覚的セキュリティ機能も備わっています。つまり純粋な投資目的で金を買うなら、こうしたインゴットや金貨は「金そのものの価値」を効率よく手に入れられる王道と言えます。重量当たりの手数料(プレミアム)も比較的抑えられており、売買の際の流動性(マーケットの広さ)も抜群です。
一方で、金のミニフィギュアやキャラジュエリーには独自のメリットがあります。それは何より「持っていて楽しい、心が満たされる」という点です。無機質なインゴットやコインを金庫にしまっておくだけでは味わえない所有する喜びが、推しキャラの金製品にはあります。たとえ金としての量が少なくても、お気に入りのキャラが形になった資産なら愛着が湧きますし、大事に持ち続けようという気持ちになりますよね。初心者にとって投資を続けるモチベーションになるのは実はとても重要です。推し金製品であれば、「飽きたからすぐ売っちゃおう」と安易に手放すことも少ないでしょうし、結果的に長期保有による資産形成に繋がりやすいとも考えられます。
また価格帯の面でも、フィギュア型なら数万円台から商品があります。インゴットだと最低でも数十万円(5gや10gバーでも数万円~)しますし、1オンス(約31g)の金貨は現在60万円前後します。それに比べ、たとえばユートレジャーの小型フィギュアは5~10万円台が中心で、ボーナスの一部やご褒美購入にちょうど良い価格が設定されています。少額から実物資産を持てるという点でも、若者やゴールド投資初心者にはハードルが低いでしょう。しかも前述のように限定デザインなので、純粋な地金と異なりコレクション的な価値もプラスされています。同じ重さのインゴットを持つよりも「特別な物を持っている」という満足感があり、所有欲が満たされるのも大きな魅力です。
さらに言えば、こうしたキャラ金製品は日本のメーカーが企画・販売しているため、アフターサービスや問い合わせ対応も日本語で安心です。買取りや下取りの相談もメーカー側で受け付けてくれるケースがあります。一方、海外発行のコインだと、自分で買い取り業者を探したり真贋を鑑定してもらったりと不慣れなうちは手間に感じるかもしれません。その点でも、身近な存在としての「推し金」はゴールド投資初心者に優しいと言えるでしょう。
もちろん、純粋な投資効率だけ見れば地金や一般的な金貨の方が有利な部分もあります。しかし資産運用は続けてこそ。最初の一歩として好きなキャラの金製品を手に入れてみるのは、投資未経験の方にとって有意義な入り口になるのではないでしょうか。
デジタル資産からの脱却?実物GOLDがもたらす安心感
現代は株やポイント、暗号資産、NFTなどデジタル資産が身近になりました。若い世代ほどスマホ一つで色々な資産を持てる便利さを享受していますが、一方で「データ上だけの財産」に不安を感じる人もいるでしょう。そんな中、実物のGOLD(実物資産)を持つことの安心感が改めて見直されています。
金の最大の特徴は「実物である」ということ。つまり誰かの発行する証券でも通貨でもなく、自ら保有できる資産だという点です。極端な話、インターネットが遮断されても、銀行システムが停止しても、自分の持つ金そのものは影響を受けません。たとえば暗号資産は便利ですが、取引所のハッキングやサービス停止など管理者リスクがゼロではありません。その点、ブリタニア金貨をはじめとする地金型金貨、そしてキャラ金フィギュアであれば自宅の金庫に保管しておけば完全にオフラインで守られます。他人に干渉されず自分だけが所有権を持つ資産というのは、デジタル時代において逆に新鮮な安心感を与えてくれるものです。
さらに金は「実物の通貨」とも称され、世界どこでも価値が通用します。古くからユニバーサル・カレンシー(普遍的な通貨)と呼ばれるように、金は国境を越えて認められる価値の塊です。主要な金貨は各国政府が保証していますし、地金型の金製品ならどの国でも貴金属として換金できます。「もしものとき現金より金」というのは大げさかもしれませんが、実際歴史的に見ても紙幣の信用が揺らぐ局面で金は頼りになる資産でした。特に日本円しか資産を持っていない場合、為替変動やインフレで目減りするリスクがありますが、金は「価値がゼロになることがない」心強さがあります(金そのものは不変で希少なため、どんな通貨制度下でも一定の購買力を保ち続けてきました)。
また匿名性・プライバシーの観点でも、金の現物保有はユニークです。デジタル資産はどうしても取引履歴が記録に残りますが、金のインゴットや金貨を手渡しで取引する限り記録は残りません(もちろん法律の範囲内で適切に運用する必要はありますが)。要するに現物の金は自分の手元にある限り誰にも干渉されず、必要なときに現金や物品と交換できる融通性を持っているのです。近年はマネーロンダリング防止のため大口取引では本人確認が厳しくなりましたが、それでも「自分で管理できる資産」という金の性質は変わりません。他人に預けずとも価値を保管できる点で、デジタルデータとは一線を画しています。
こうした観点から、推し活と組み合わせることで「好きなキャラを応援しながら、自分自身の資産も守る・育てる」という新しいライフスタイルが見えてきます。デジタルなコンテンツに囲まれているからこそ、手のひらに乗る小さなゴールドの輝きがより魅力的に感じられるかもしれません。推しの公式グッズを買って満足感を得つつ、そのグッズが純金でできていて将来も価値が残る――まさに推し活と資産形成のいいとこ取りですね。
まとめ:推し活しながら資産を育ててみよう
以上見てきたように、「GOLD × 推し活」は楽しみながら将来に備えることのできる相性抜群の組み合わせです。金価格が上がり続ける中でもお気に入りのキャラ商品なら手に入れたいというファン心理は強く、結果として資産価値のあるものを手元に残すことに繋がります。「好き!」というポジティブな気持ちを原動力にできる分、単なる投資よりも長続きしやすく、初心者でも取り組みやすいでしょう。「推し活しながら資産も増やす」なんて一挙両得なこのスタイル、皆さんもぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか?推しへの愛が、あなたの未来の「お守り」となって輝いてくれるはずです。