Aiko's BLOG
投資を子に引き継がせる…自分のメリットは?

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さて、今回は恒例のチャート分析の後に、「投資の二世代運用」と「資産が円だけ!の危険性」について、熱い話が聞けました。
投資の二世代運用とは?
店長の小川がこの日、話題に上げたのは日経新聞のとある記事でした。いわく、親子二世代で投資運用をする人が増えているようです。長期投資は、時間をかければかけるほど、複利の力でお金が大きく育ちます。自分ひとりで10年20年そこそこ積み立てるより、30年40年…と子や孫を巻きこんだ方がお金が育つことは、簡単に想像ができますよね。その記事によると、お金は10年の積み立てで2.1倍、30年の積み立てだと8.7倍まで育つそう。2.1倍と8.7倍って大きな差ですよね!

この記事の内容を聞いたとき、最初は自分がはじめた積立投資を引き継がせるとなると、自分が積み立てて複利で育ったお金を使って、子・孫は潤沢な生活ができる。一方で引き継いでしまえば、自分の手から離れてしまうので、メリットが少ないように感じました。
ただ、長期投資は積立をしながら、複利で育ったお金を使うことができるんですよね。すっかり忘れていました笑 引き継ぐ前提で長期投資をはじめたとしても、30年・40年後にしかお金を引き出せないわけではないし、自分も長期投資の恩恵を得られます。
投資はお金を「積み立てる」と「使う」を同時にできる
さらに、「なるほど!!」と感じたのは、小川と常連の吉田さんのこんなやりとり。
「自分の将来、誰かの世話になるのだから、お世話になる人に投資を譲る。譲った分でお世話になる」
二世代運用って、次の世代の経済的なためになる一方で、自分の今と将来のためにもなる考え方だったのだなぁと。
とはいえ、気をつけたいのは、日本の金融商品には複利の力を使うタイプでも「生命保険」のように承継できない商品があるということ。海外の金融商品だと、誰に引き継がせるかが日本国内よりも自由なのだとか。二世代運用を視野に入れた投資をはじめるときには、ただの中長期投資か否かだけではなくて、将来、誰かに引き継げるか否かもチェックポイントですね!
仕事・貯蓄・投資……全部「円!」は、要注意

日本に住んでいると、売買は当然「円」で完結します。円安・円高のニュースで一喜一憂する人が多い理由も、私達の生活が「円」で回っているから。
今年いっぱいは値上げが続くと言われていますが、値上げが続く、円安が続くということは、つまり表現を変えれば、自分の資産価値が下がっていくということ。吉田さんが「つまり、例えば、同じ10,000円でも手に入るものが減る」と言っていました。輸入品も光熱費も、全部値上げされれば、出費がかさみます。
日本でもドルが使えたら良いのに、と3人が話していましたが、ドルが使えたら、円安の影響を受けることだって無いですもんね。円の世界で暮らしていると、世界基準がわからなくなります…。
円安だから、値上げだから「仕方がない」と現状を受け入れたり、どこかしらに文句する前に円以外の資産を持つ選択を考える方が、今後のためになりそうですね。投資をはじめるのに「遅すぎる」ことはありません!

