個別相談事例
「貯金信者」が〝貯金〟から脱出できた事例

お正月にもらうお年玉、
「しっかり貯金しておきなさい」と親や学校の先生に言われてきませんでしたか?
社会人になったら
「毎月のお給料から何かがあったときのために貯金しておきなさい」
「ボーナスはしっかり貯金しておくのよ」
なんて親から言われた経験が一度や二度はあるのではないでしょうか。
「そうそう、言われていた!」
「実家に帰省すると貯金ちゃんとしてる?って聞かれるわ」
などなど、あなたにも力強く賛同していただけると思います(笑。
とりあえず就職したら貯金!
ボーナスは貯金!
なんとなく貯金!(笑
という方が、実際は多いですよね???
ではなぜ私たちの親は
みんな口を揃えるように「貯金をしなさい!」という〝貯金信者〟が多いのでしょう。
その理由、あなたはご存知ですか???
実は私たち親世代が「貯金をしておきなさい!」と言うのも当然のことなのです。
今では信じられませんが、日本でも金利5%以上の時代がありました。
親世代はその時代を過ごしてきているのです。
高金利の定期預金でしっかり貯める、
いい大学に行っていい会社に入って退職金をしっかりもらって老後を迎える
というのが私たちの親世代の〝お金の成功体験〟。
人間は自分の成功体験からしかアドバイスできないので、先述の成功体験から「貯金しておきなさい!」となるわけです。
でも悲報。
私たちが生きているこの超低金利時代にはそのアドバイスは合いません。
なぜなら、それでは「私たちの時代ではお金が育たない!」からです。
でも残念なことに、学校教育でお金の教育はされないので〝お金を増やす方法〟がわからない。
その結果、お金を〝残すため〟に〝貯金一択〟になってしまう。
こんな流れの方が多いのではないでしょうか?
しかし、何かあったときのための生活防衛資金以上の貯金は「ニート金」でしかありません。
ん?ニート金て何??
と思った方もいらっしゃるかと思います(笑)
「働こうと思えば働けるのに、銀行などで眠っているお金(働いていないお金)」のことを私たちは「ニート金」と呼んでいます。
せっかくのお金をニート金にさせずに上手に働かせていきたいものです。
さて、今回の事例はそんな〝貯金オンリー〟だった方からの相談でした。
これまで投資というものをしたことがなく、貯金しかしたことがなかった方が一歩踏み出してがんばらない投資をスタートさせた事例です。
それでは早速、具体的に見ていきましょう。
20代独身女性の相談事例
相談者:25歳女性
投資経験:なし
毎月の貯金額:5万円
社会人3年目。
仕事も安定してきていて、少しずつ貯金をしていたものがある程度貯まったため、このまま貯金を続けるのではなく、運用もしてみたいと思ったそうです。
でも何をしたらよいのかわからないということで相談に来られました。
まず貯まっている貯金をどのくらい手元に置いておくかの話をしました。
いわゆる生活防衛資金ですね。
これは万が一の時のためのお金のことで、贅沢するでもなくカツカツでもなく普通に生活するのにかかる生活費、その3~6ヶ月分と言われます。
あまり多すぎてもニート金になりますから3ヶ月分くらいを目安にするといいでしょう。
この生活防衛資金を確保したら、あとは働かせていくお金です。
ご相談者に確認したところ、この生活防衛資金分は貯まっているとのことでした。
それでは今まで貯金をしていたお金をそっくりそのまま働かせていくお金にしても問題ないわけですね。
しかし、これまで貯金しかしたことがないので、そっくりそのまま貯金額全てを働かせるということには不安があるとのこと。
ストレスなく、無理なく続けられることが大事だと思いますので、まずは安心して一歩を踏み出せる範囲で進めていくのがいいのではと提案しました。
例えば、毎月の貯金額の半分を働かせていけば、生活防衛資金+αが銀行預金に残ることになります。
生活防衛資金は確保しているので万が一の時は安心ですし、+αもありますから何かに使ってもいいでしょう。
例えば旅行に行くのに少しクラスアップしたいといった時に使うとか、
私の場合、20代の時は結婚式に出席する回数が異様に多かったので、そういう臨時出費の時に使うとか、そういう余裕を持った上で、これまでになかった〝お金を働かせる〟ということもできるわけです。
ご相談者も「それなら安心してお金を働かせられます」と笑顔で話してくださいました。
そしてがんばらない投資をスタートさせました。

いかがでしょうか?
あなたも貯金ばかりの〝貯金信者〟になっていませんか?
「貯金しかしていないわ」
「ニート金になってる…」
大丈夫です(笑)
そんな方も今回の事例のように、毎月の貯金は変わらずそのままで、そこから一部ずつでも働かせることができますからご安心くださいね。
〝がんばらない投資〟のポイントは〝努力がいらない〟ということ。
今まで貯金しか体験してこなかった方も安心してスタートできます。
もしあなたが「このまま貯金をしていてももったいない!」と思うのであれば、まずは一歩を踏み出してみましょう!