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はじめの一歩

日銀をお手本に?投資の基本

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先日の日経新聞に、面白い記事が載っていました。

10年で利益3割 日銀ETF購入に長期投資のヒント:2020年12月13日/日本経済新聞

日本経済新聞を定期購読していなくても、日経電子版の無料会員に登録すれば読むことができますので、本文を全て読みたい方はチェックしてみてください。
以下は本文からの引用です。

日銀が10年間に購入したETFは簿価で約35兆円なのに対して、今の時価は約45兆円。10兆円程度の含み益が生じている。10年でおよそ3割の利益。「すごい」というほどではないが、低金利時代にはそれなりの投資成果ともいえる。日銀はETFから分配金も得ていて10年間で2兆4000億円程度あったという。これを加えれば利益はもっと大きいといえる。(引用)

日銀というのは、日本銀行のことですね。
以前、円高と円安の記事でも少し触れましたが、日本の貨幣を作ったり、政策金利の引き上げや引き下げを行なっている日本の中央銀行です。

そして、ETFというのは、上場投資信託という金融商品です。
投資信託の中でも、証券取引所に上場しているもののことを言います。
株のようにリアルタイムで取引ができることが特徴で、指数(日経平均やTOPIXなど)に連動するように運用されます。

ポイントを説明すると、日本銀行がETFという価格の変動する(リスクのある)金融商品の購入を始めてから10年になるのですが、投資した約35兆円が10年間で約45兆円となり、別に分配金も10年間で約2兆4000億円あったということです。

35兆円が分配金を含めると47兆4000億円になったのだから10年間で135%に増やせたということですね。

10年で135%、平均利回りで計算すると3.5%のリターンは、あなたは大きいと感じますか?
それとも、小さいと感じるでしょうか?

この結果だけを聞くと、普段から投資経験のない人なら「うーん?」と考えてしまうかもしれません。。。

では、あなたが実際に持っている金融商品(例えば定期預金・普通預金や個人年金保険)と比べてみるとどうでしょう。

大手銀行の定期預金金利はおしなべて0.002%、個人年金は積立期間10年では今はなかなか設計もできないと思いますが、例えば35歳の方が65歳まで30年間積み立てても返戻率は120%もいかないのではないでしょうか?

元本保証のある定期預金や個人年金保険と比べるととてもリターンが良いと思いませんか?

記事を読んでみると、他にこんなことも書いてあります。

  • この10年間には様々なショックが市場を襲ったから、時期によっては含み損を抱えた。
  • 世の中が極めて悲観的なムードに包まれ、株価が安くなった局面で「株」を買い始めた。
  • 相場下落時にコツコツと買い続けた。日銀のETF購入は、午前中に東証株価指数(TOPIX)が一定程度下落したり、続落したりした日に実施するのが普通だ。(引用)

この辺りが、個人投資家も日銀の手法をお手本にしなさいと言っているポイントですね。

安く買って、高く売る」が投資で利益を出す基本です。

簡単そうに感じるかもしれませんが、これが投資初心者にはなかなかできないことなんです。

なぜかというと、安い・高いの判断基準を自分が買った時の金額で考えてしまう人がとても多いからです。

安いと思って買っても、さらに価格が下がり続けてしまったらどうしますか?
(すぐに手放したくなってしまうと思いませんか?)

買った株の価格が上がってきたら、売らずに持ち続けたいと思いませんか?
(でも本当は売るべきポイントなんですよね。)

日銀は、『時期によっては含み損を抱えることもありながら』も、相場下落時にコツコツと買い続けた結果、10年間で資金を135%にも増やせたのです。

とはいえ、個人が同じように投資をしようとすると、特に投資初心者のうちは買うタイミングなどを見計らうのは大変ですし、常に株価を気にしていないといけない生活になります。

そこで、おすすめなのは買うタイミングを計らなくても『一定の金額を無理なく毎月積み立てていく方法』ではあるのですが、今回の日経新聞の記事では、私たちが日頃からコンサルティング等でお伝えしている中長期投資の基本をまさに日銀が実践して成果を上げたということで取り上げさせていただきました。

あれ?コツコツ?
弊社代表小川の『がんばらない投資法で コツコツお金を増やしたい 女性の必読書』で言ってたことと同じじゃん!と読者の方は思いませんでしたか?
興味のある方は、ぜひご一読ください。

Writer

倉石 優子

倉石 優子

国内の最大手の生命保険会社にて10年間、たくさんのお客様を笑顔にしてきた実績を持つ。しかしアールトラストの海外投資セミナーで、自身が扱ってきた商品を遥かに凌ぐ「優位性のある投資手法」に大きな衝撃を受けアールトラストに入社。今では自身が感動した〝がんばらないお金の増やし方〟を〝お金初心者様〟に伝えるべく日々コンサルをしている。
趣味は、ミシンで洋服や小物を作ることとバスケをすること。