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はじめの一歩

中長期の投資をおすすめする理由

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投資をするにあたって、ご相談者様からよくいただく言葉があります。

「投資を始めたいのですがそんなにお金がないんですよ。。。」
「始めるのは相場が下がってからのほうがいいんじゃないかしら?」
こちらのブログをお読みの方も
「そうそう!そうなの!」と思っている方がいらっしゃるかもしれませんね。

でもご安心ください。それでも大丈夫です。

なぜかって?

その答えは〝がんばらない投資〟は〝中長期投資〟だからです。

では、どうして短期ではなく、
中長期(具体的には、10~15年以上)が良いのでしょうか?

今回は、その理由を以下の3つの視点から探っていこうと思います。

複利効果

単利とは、預けた元本に対してのみ利子がつくことをいいます。
複利とは、利子にもまた利子がつくことをいいます。

例えば、元金(もともとのお金)が100万円あり、この100万円を金利10%(年利)で1年間預金したとすると、1年後には110万円になります。
この場合、10万円は、元金に対してついた利子です。
この10万円も含めて(つまり110万円を)再び金利10%で1年間預けると、1年後には120万円となるのではなく、121万円となります。
この1万円は、利子である10万円についた利子です。
このように、利子にもまた利子がつくことを「複利」といいます。

下記グラフは、元金100万円を単利と複利それぞれ年利10%で運用したものを表しています。

年数が進むほど単利と複利の差が開いて行き、複利の方が増え幅がどんどん大きくなっているのがわかります。

残念ながら、現在の日本の銀行ではほとんどが単利の利息しかつきません。

投資であれば、この「複利効果」を利用してお金を増やすことができるのです。

とはいえ、投資というものは基本的に運用の成果には毎年ばらつきがあり、必ずしも上記のグラフのように安定して利回りが保証されるということはありません。さらに、5年未満の短期間では緑色の複利のグラフと青色の単利のグラフでは差がほとんどつきません。
「複利効果」は、1年や2年という短い期間では実感できません。
運用期間が長ければ長いほど「複利効果」はその威力を発揮してお金が増えていきます。
お金を複利の環境に移動させるだけで、お金自体が自分で働いて稼いでくれる金額がどんどん増えていくのです。まさに雪だるま式ですね!
「複利効果」これを利用しない手はありません。

この雪だるまの旨味を享受できるということが、中長期投資をお薦めする理由の一つです。

ドルコスト平均法

ドルコスト平均法とは、株や投資信託などの価格が変動する金融商品の投資手法のひとつで、
一括ではなく一定の金額ずつ定期的に継続して投資する方法です。
投資期間が長ければ長いほどメリットが大きくなるといわれています。

購入口数ではなく購入額を固定するため、
1口あたりの価格が高いときには購入できる数が少なく、
低いときには購入できる数が多くなります。
仮に価格が下がっても、今月は「たくさん買えた」とポジディブにとらえることもできるので、
相場の上がり下がりをチェックして一喜一憂することがありません。

ドルコスト平均法の具体的な例を見ていきましょう。

上表は、1口あたりの価格が変動する商品を、6ヶ月の間、定額購入(ドルコスト平均法)と定量購入した場合のそれぞれの購入口数と購入金額、平均単価を表しています。

定額購入(ドルコスト平均法)では、1口あたりの価格が下がると口数をより多く買える一方1口あたりの価格が上がると買える口数がより少なくなっていることがわかりますね。
定量購入では、毎月10口と決まった数を買っている為、1口あたりの価格に応じて購入金額が増減しています。
そして、一番下の平均単価を見ると、定額購入の方が単価を抑えて購入できています。

ドルコスト平均法は、価格の変動がある金融商品の場合、定量購入していくよりも全体の平均購入単価を平準化させる効果があります。
つまり、長期的に見た場合に、より平均単価を低くして購入できるメリットがあります。
(価格が一方向に上昇・下落し続ける局面では、ドルコスト平均法の成果が期待できない場合もあります。)

これから投資を始めてみたい!と考えている方にとって、相場や経済状況の分析などの必要がなく値動きの変化に一喜一憂することなく続けられる「ドルコスト平均法」は、安心して着実に資産を増やしていくために有効な方法といえます。

安心の安定価格でコツコツ増やせるメリットを享受できるのも、中長期をお薦めする理由の一つです。

株式投資は長期保有でリターンのブレが抑えられる

アメリカの経済学者であるジェレミー・シーゲル教授は、
過去200年にわたるアメリカの株・国債・金・現金についてのトータルリターンを調査しました。
そして彼は、「株式投資」という著書の中で、
過去200年間で圧倒的に価値が増えていたのは株だったということをデータと共に証明しています。

下記グラフは、1950年から2017年のアメリカにおける、
株式(Stocks)・国債(Bonds)・株式と国債を半分ずつ(50/50portfolio)の
保有期間に対するリターンの範囲を示しています。

出典:J.P.Morgan

株(Stocks)の場合、1年目はリターンが+47〜−39%と大きくブレるのに対して、5年目・10年目とブレ幅が徐々に小さくなっていき20年目では+17%〜+7%のブレ幅に収まっていることがわかります。
株式は価格が変動する為、購入した時の価格から上がることも下がることもあります。
投資は運の要素を完全に排除することはできませんので、運が悪く買った時から価格が下がってしまうこともあります。

投資1年目で−37%になってしまったら、やっぱり手放したい気持ちになりますよね。

けれども、ここで手放してしまうと評価損が確定してしまうのです。
1年目で−37%だとしても20年間保有すれば、よっぽど選択肢を間違えていない限り増えていくものだとデータが示しています。

このように、株式投資においては長期間に渡って保有し投資し続けることがリスク(ブレ幅)を抑えることに対して有利に働きます。

「株は価格変動が激しくリスクが高いから初心者向けではないのでは?」

と思われる方もいるかもしれませんが、
過去のデータからは、これは短期的に見ると当てはまり、長期的に見ると当てはまらないということがわかりました。
このことはアメリカに限らず世界中で同じ傾向が見られます。

変動リスクを可能な限り無くすことができる。
これもまた中長期をお薦めする理由の一つです。

いかがですか?

ここまで「中長期の投資をおすすめする理由」を〝3つの着眼点〟で見てきました。

単利が当たり前の今までの日本人の常識(?)から考えると
中長期の投資は、びっくりするような嬉しい結果をもたらしてくれます。

それに「コツコツ着実に増やしていく」という考え方ですから、
大きな資金もスタートする時期を見極める必要もありません。
投資期間さえあれば誰にでも始められます。
そして大切なこと。

それは、
始めた人にしか、このびっくりするような嬉しい結果が実感できないということ。

あなたは、まだ〝今までのまま〟でいいですか?

中長期運用の“がんばらない投資法”で一番必要なものはまとまった資金でもタイミングでもなく『時間』です。

そして、現時点で『時間』を一番たくさん持っているのは

今ここにいるあなた』です。

あなたも、中長期を味方にして“がんばらない投資法”ではじめの一歩を踏み出してみましょう。

Writer

倉石 優子

倉石 優子

国内の最大手の生命保険会社にて10年間、たくさんのお客様を笑顔にしてきた実績を持つ。しかしアールトラストの海外投資セミナーで、自身が扱ってきた商品を遥かに凌ぐ「優位性のある投資手法」に大きな衝撃を受けアールトラストに入社。今では自身が感動した〝がんばらないお金の増やし方〟を〝お金初心者様〟に伝えるべく日々コンサルをしている。
趣味は、ミシンで洋服や小物を作ることとバスケをすること。